ヴィクトリア

華やかに食卓を花園に変えるヘレンドの魔法

英国のウィリアム皇太子とキャサリン妃のロイヤルウェディングの際に、ハンガリーからのお祝いとして贈られたのがヘレンドのセットであったのをご存知でしょうか?

時は遡って1851年、7つの海を支配する大英帝国の絶頂期、ヴィクトリア女王のお膝元ロンドンで世界初の万国博覧会が開かれました。そこで当時まだ無名のヘレンドの出展作品がたまたま女王の目に留まって、ウィンザー城の食卓用に買い上げられると言う椿事が発生したのです。このヘレンドの出世作はそこでヴィクトリアと命名されました。

それ以来英国王室との縁は深く、ダイアナ妃もヘレンドの大コレクターだったと言います。そして長男の皇太子ウィリアムとジョージ王子に贈られるのは、やはりヴィクトリアなのです。牡丹の花と蝶が乱れ舞うこの柄は、19世紀ヨーロッパを席捲していたシノワズリを写したもので、形や色を変えながら、今なお様々なヴァリエーションを産み続けているのです。2世紀を超えてなお華やかな人気を誇るヴィクトリアで、あなたの食卓を飾ってみませんか?



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