
世界のふくろう
2nd Season
中世ヨーロッパのふくろう

シェイクスピアのふくろう
今回のふくろうは、ストラットフォードの町外れ、エーヴォン川沿いにあるシェイクスピアが洗礼を受け埋葬されたホリー・トリニティ教会の「ミゼリコード」の中にひっそりと佇んでいます。
英国ゴシックのびっくり、「ミゼリコード」とは
ホリー・トリニティ教会の主要部分は14世紀のゴシック建築で、物語はシェイクスピアが生まれる100年以上前の「ミゼリコード」に遡ります。
これは、木彫で飾られた聖歌隊と聖職者の専用席で英国ゴシック教会の大半にあるものですが、その中身には驚きがいっぱいです。
竜退治の騎士やアダムとエヴァなどの定番は別として、道化の権力風刺、夫婦喧嘩など信仰とは無縁の俗なシーンが一杯で、中にはもっての外の居眠り僧まで・・・
シェイクスピアが見たふくろう
知恵のシンボルだったロマネスク期と違って、ゴシック期のふくろうは、多くの場合神の光に背を向ける暗愚の象徴。それは両脇の小鳥たちに笑われる構図で表されますが、この教会では両翼が葉形模様で、典型的な暗愚図像とは異なります。
このふくろうを見てシェイクスピアはどう感じたのでしょうか?
高さ | 約9cm |
---|---|
世界限定 | 3000個 |